元 METAL CHURCH のブレインだったギタリスト Kurdt Vanderhoof 率いる米国産ヘヴィ・メタル・プロジェクトの5年振りとなる2作目。
緻密なドラマとハードなロックが交錯する意外にもアメリカン・プログレッシヴ・ハードな作風を見せる本作は、大陸の風を運ぶ爽やかさに仄かな哀愁をほんのりと塗した NEW ENGLAND, BOSTON, そして STYX に通じる驚きの路線。
多少ハードめの曲もあったりと全体像がややぼやけ気味なのがちょいと残念だけど、元 TIMELESS HALL のシンガー Drew Hart のやや細めながらクリアで堂々とした歌声で歌われる 80's アメリカン・プログレッシヴな明快なメロディの感触は実にイイ感じ。
こうなってくると、この VANDERHOOF にとっては「元 METAL CHURCH の」って冠が障害ですらあるな。（汗）