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MAJESTIC / Abstract Symphony (1999)

投稿日: 1999/02/20

芯が疼く!血が滾る!魂が震える!やっぱ俺はネオクラ者なんだーッ!こん畜生! ネオ=クラシカル万々歳!!
はぁ。(一息)・・・イヤ、凄い。マジで。まさに一点の曇りも無いネオ=クラシカル様式美ヘヴィ・メタル。中心メンバー Richard Andersson がキーボード奏者ということでどうしても ARTENSION との比較は避けられないが、ハッキリ言って勝負にならぬほどこの MAJESTIC の方が魅力的。
演奏者としての視点から見ると、Richard Andersson のプレイは Vitalij Kuprij ほど運指のアクが強くなく、弾きまくるわりにエゴを感じなくて「for the Band」の良質の感覚を感じる。シンフォニック・アレンジも巧いしね。そして相棒のギタリスト Peter Espinoza (ex.ESPINOZA, NASTY IDOLS) は、Roger Stafflbach より256億倍ほど上手いのはさて置き(汗/ってホントに「年季」をも感じる巧さなんだから)「俺が主役」と言わんばかりに堂々と対抗している。そのバランスがイイんだね。
そして楽曲。これが申し分のない素晴らしい出来。琴線に触れまくりの哀愁サビメロで疾走する “Golden Sea”、切ない情感が痛いほどに伝わる泣き泣きバラード “Standing Alone”、POP 風味すら感じさせるキャッチーな “Black Moon Rising”、超ハイスピードで爆走する “Nitro Pitbull” らを筆頭に欧州の憂いに満ちた曲がテンコ盛りで、捨て曲など一曲たりとも存在しない。速い曲では超絶美旋律に心酔すると共にその圧倒的なパワーでヘッドバングを誘発し、スローパートでは職人的な絶妙の間を持って、見事なまでにMY ツボを突いてくる。確かに楽曲の端々に偉大なるネオクラ先人たちの残り香が漂ってはいるが、それがどうした! ネオクラ道とはそういうモンぢゃ!(暴言)
その楽曲の魅力をさらに高めているのがシンガーの Jonas Blum (ex.POLE POSITION)。彼がそのややハスキーな甘い声質で唄うフックに満ちたメロディラインのせいで、ともすれば演奏パート中心の楽曲が「歌モノ」としても充分以上の魅力を発散している。John West がどの曲でも変わり映えのしない2拍3連のメロでお茶を濁しているのとは大違いだ。たまに聴かせる高音で苦しそうになるところもまた、たまんなくイイ味だし。(贔屓の引き倒しね/苦笑)
さらに嬉しいのは、他のメンバーも「聴かせどころ」を持ったワールドクラスのテクニシャンっていう点。超絶ユニゾンは勿論、“Crimson Sun” で聴けるようなテクニカル・フージョン風味のテンション・プレイも高次元にこなすべーシスト Martin Wezorski のフレーズは思わず耳が追ってしまうし、ブラックメタルバンドのメンバーの如き悪人フェイスが◎なドラマー Joel Linder (ex.TENEBRE)(笑/あ、TENEBRE は暗黒系だもんな~)の強力なドラミングも外せない。
要は、本作はネオ=クラ・ファンにはマストなのでは?ってことですわ。ネオ=クラ・ファンじゃない方は・・・ゴメンね。オジさんはこーゆーのに弱いの。(苦笑) (99/02/21)

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