Impressions
MOON MADNESS / All in Between (2008)
フィンランドはタンペレのメロディック・ハード・ロック・バンド MOON MADNESS の1stフルレンス・アルバム。
“女神の二の腕”を持つむっちり美女シンガー Heidi Bergbacka 嬢 (マヂで結構好みデス/照) をフロントに立て、かつての ALYSON AVENUE や最近のところでは AGNES に通じるキャッチーな北欧ハード・ポップ/ロックを展開しているんだけど、バック陣によるアレンジメントが何故かハモンド鳴り捲りの DEEP PURPLE 系70年代風味ガッツリってところがMYツヴォにハマり過ぎでヤヴァい。
その特徴的なオルガン・サウンドを操る鍵盤奏者 Turkka Vuorinen (key/ex-DREAMTALE) のプレイに呼応するように、ギタリスト Otto Hallamaa もイイ感じに指が引っ掛かり系の Ritchie Blackmore 直系なエモーショナル・プレイを連発する様も美味しい・・・って、この感触ってフィンランドっつーよりスウェーデン産のバンド的だよなホントに。
全編悶えドコロ満載なんだけど、現代フィンランドのバンドらしいクリアなメランコリアと70年代テイストが融合した #7 "Ain't No Angel"、バンド名の由来はやっぱ CAMEL なの?と考えさせられるムーディなバラード #8 "Victims of the Moon"、そこから一転してハモンド&ギターがバトるエキサイティングな疾走チューン #9 "Thunder"、そして Ritchie 度高し!(笑) のアラビアンな終曲 #10 "On the Edge of Madness"・・・ってな終盤の盛り上がりは特にタマランです。
(Jul, 01, 2008)