ノルウェーのメロディック・ハード・ロック・バンド TNT の 9th アルバム。

Tony Harnell (vo) のクリアな歌唱と Ronni Le Tekro (g) の個性的なリフ＆ミューテッド・マシンガン・プレイがこのバンドが TNT であることを主張しつつも、ここ数作同様の作風である拡散型ハード・ロックはやっぱり聴いてて物足りない感じ。

すっかり影を潜めてしまったクラシカルな格調・透明感・叙情感を期待しなければ、クオリティも高いし出来自体は決して悪くないので、それなりに楽しめそうではあるんだけど。

ま、10年後くらいにもう一回引っ張り出して聴いてみるかな。

　(Oct. 24, 2005)