Impressions

EDGUY / Burning Down the Opera - Live (2003)

投稿日: 2003/06/20

ジャーマン・メタルの若き旗手・・・と言われ続けてるうちにいつの間にか中堅として確固たる地盤を築いた感のある EDGUY 初のライヴ・アルバム。
この EDGUY、2002年に RHAPSODY のサポートとして来日した際にはやや小粒な印象だったが、同年の Wacken Open Air では、ヘッドライナーも真っ青のスケールの大きなショウの素晴らしさと、それに応える数万人の観客の有り得ないほどに熱狂的な姿に心底驚かされたのを思い出すなぁ・・・。(遠い目)
そして、Mandrake World Tour in Europe の代表的な一夜の様子をほぼ完全な形で収録したこの2枚組ライヴ・アルバムには、そんな堂々たるライヴ・バンドである彼らの凛々しい姿が見事に封入されている!
キャッチーな楽曲自体が持つ力と各メンバーの渾身のパフォーマンスが相乗効果が生んだ、高揚を誘う空気感は実に魅力的で、CD1-#3 "Tears of a Mandrake" では悶涙を流しながら哀切なるサビを絶唱し、#4 "Babylon" では喉を枯らしながら♪Babylon!と叫び、#8 "The Headless Game" では Tobias 'Eggi' Exxel に負けじと鬼のヘドバンで応酬し、CD2-#1 "Vain Glory Opera" ではその勇壮な旋律をヲーヲーと歌いまくり、そして最早 EDGUY の重要なレパートリーとして定着しつつある #6 "Avantasia" は終始天才 Tobias Sammet の魅惑の歌唱にあわせて歌いまくり・・・という至福の一時が堪能できる。
ベスト・アルバムとしても機能しそうな好選曲が嬉しい本作をこうして聴くと、どの曲もスッゲー良く出来てるな。シンプルながら、観客とのコール&レスポンスを念頭に置いていかにもライヴでの感情移入に効力を発揮するような絶妙な作りには、こうして CD で聴いてるだけでもグイグイ惹き込まれるわ。
で、今回買ったのは、32ページのフォト・ブックレットが綴じられた限定デジブック仕様のヤツなんだけど、載ってる写真が世界各地を楽しみながら演奏して旅する5人組・・・って感じで、なんか和むんだよね。
Video Track として、2002年に米アトランタで行われた Prog Power Fes. での "The Headless Game" の様子を収録。
あ、Felix Bohnke が実に優れたメタル・ドラマーだというのも再発見~。(^^)
 (Jun. 16, 2003)

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