Impressions

FALCONER / Chapters from a Vale Forlorn (2002)

投稿日: 2002/02/20

伝説のスウェディッシュ・ヴァイキング・デス・メタル・バンド MYTHOTYN の後継となるバンド FALCONER、この2nd アルバムでも、前作の延長線上にある哀愁の漢メタルを堂々と展開している。
疾走曲は(ちゃんと存在するが)程々に、シンプルながら丁寧に作りこまれた地に足のついた男気溢れる楽曲の数々がフォークロアな味わいを伴って迫り来る様はグッと来ざるを得ないねぇ。
そしてこのバンドのアピールするポイントは、なんといっても Mathias Blad の中音域主体のマイルドなメロディック・シンガロング。Messiah Marcolin meets Gary Hughes とでも称すべきその漢臭さを強烈に発散しつつもスマートな落ち着きをも感じさせる哀愁歌唱はやっぱ魅力的なんだよな。スウェーデン語で切々と唄われるボーナス・トラック "En Kungens Man" がマジで琴線触れまくりッス。
・・・と、濃いぃフィーリングを醸し出しつつも、意外にもアッサリしているところがちょいと肩透かしでもあるんだけどね。
所々で見せる70'Sハード・ロック的なアプローチは、オヤヂ的には新鮮で◎!

満足度 : 83
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