Impressions

NOVEMBRE / Classica (2000)

投稿日: 2000/06/20

イタリアン・ゴシック=デスの3rd。うーむ、まずはバンド名がいいよね、NOVEMBRE ってさ。
極めてゴシック的な耽美さを振り撒きながらも、楽曲の中心にある破壊力のあるリフ、炸裂するデス・スクリーム、ブラック的に疾走するパートもあって、あくまでも「激情なる泣きのメランコリック・デス=メタル」の佇まいだ。
力強く突進する落ち着いたミディアムテンポ中心の楽曲群は、安定した重量リズムと Andy LaRocque の手が入った音質の良さが醸し出す整合感に満ち、メロメロな湿り気過多のツインギターアレンジが欧州の泣きをバッチリと演出している。
ギタリスト Massimiliano Pagliuso が繰り出すネオ=クラシカルな超絶ギターソロ(巧いよ!)は、ノーチェックだっただけに嬉しい誤算。

満足度 : 80
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