Impressions

YNGWIE JOHANN MALMSTEEN / Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra in E flat minor Op. 1 -Millennium- (1999)

投稿日: 2001/06/20

Neo=Classical Guitar Music Movement の始祖にして今なおその頂点に君臨する孤高の存在、Maestro Yngwie Johann Malmsteen が 1999 年にリリースした純然たる Classic 作。
Johann Sebastian Bach というよりは Antinio Vivaldi の作風に近い、戦慄の旋律を(シャレぢゃナイッス/苦笑)美しい優美な Melody で包み込んだこの Guitar Concerto、Yoel Levi の指揮による CZECH PHILHARMONIC ORCHESTRA への敬意を感じさせる、ALCATRAZZ 時代以来久々に見せる「一歩退いた Yngwie」の姿がなんとも素晴らしい!
Nicolo Paganini が憑依したかの如き悪魔の Technic と過剰なほどの感情移入は相変わらずながら、キチンと構築された魅惑のフレーズを控えめな Balance で Compact に綴る様は、長年に亘って封印されてきたものだ。(しようとしてたわけではないだろうけどねー/汗)
曲中でたまに顔を出す、彼自身の既発曲で披露済のフレーズの再登場はナニだが、このハマりようは、「これが巨匠の本来居るべき位置なのでは!?」とさえ思えてしまうほどにイイ感じ。こうして聴くと、世の Electric Guitar Player が誰一人として足を踏み入れたことのない未知の領域に到達したって感があって、非常ぉーに感慨深いなぁ。。。
うむ!これ、5 年に 1 度くらいずつでいいから演って欲しいぞ!

満足度 : 88
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