Impressions

DESTRUCTION / D.E.V.O.L.U.T.I.O.N. (2008)

投稿日: 2009/05/20

ベテラン・ジャーマン・スラッシャー DESTRUCTION の結成25周年を飾る10thアルバム。

正直、昔の DESTRUCTION の整合感皆無なノイジーさが非常に苦手だったんだけど、21世紀に入って Wacken で彼らのショウをよく観る(眺める/汗w)ようになって気付かされた Schmier (vo,b) の異常なカッコよさと Marc Reign (dr/ex-MYSTIC CIRCLE) の強靭なドラミングのおかげか、現在はそんな苦手意識はほぼ払拭。

スラッシーな疾走を爆裂させるのみならず、ミドルテンポを絡ませて変幻自在にへヴィネスを操る楽曲はこれまで以上にメロディックな印象。現時点でもまだ突出した楽曲の存在に気付かされていないのがチョイとアレではあるけど、Vinnie Moore (U.F.O., ex-VICIOUS RUMORS), Gary Holt (EXODUS), Jeff Waters (ANNIHILATOR), Jacob Hansen (INVOCATOR, BEYOND TWILIGHT, ANUBIS GATE, ex-MACERATION), Flemming C. Lund (INVOCATOR, THE ARCANE ORDER, AUTUMN LEAVES, SCAVENGER) らがゲストで披露するテクニカルな叙情ギター・ソロがスリリングな旋律感を付与する全体の雰囲気はかなり良好だ。

てゆーか、すっかり「Schmier ラヴ」になってしまった俺的には、冒頭に彼が発する「♪ア゛ァ~~~~~~~~ァァ」って特徴的な裏声ハイトーン・シャウト(笑)だけでもうOKなんですが!w

 (May, 05, 2009)

満足度 : 83
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