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AINA / Days of Rising Doom (2003)

投稿日: 2003/11/20

近年は 旧友 Sascha Paeth とチームを組んで数々のシンフォニック・メタル・アルバムのクオリティ・アップに寄与している、元 HEAVEN’S GATE のベース・プレーヤ Robert Hunecke-Rizzo が中心となって手掛けた超大作メタル・オペラ。

ベーシックな部分は Sascha (g,b), Robert (dr,g,b), Miro (key) のおなじみ「Sascha チーム」が担っているのだが、それに加わる豪華ゲスト陣がなんとも魅力的なメンツなんだよね。

— Singer —
Glenn Hughes
Tobias Sammet (EDGUY, AVANTASIA)
Marko Hietala (TAROT, NIGHTWISH)
Michael Kiske (SUPARED, ex-HELLOWEEN)
Andre Matos (SHAMAN, ex-ANGRA)
Thomas Rettke (ex-HEAVEN’S GATE)
Olaf Hayer (LUCA TURILLI, DIONYSUS)
Damian Wilson (AYREON, ex-THRESHOLD)
Candice Night (BLACKMORE’S NIGHT)
Simone Simons (EPICA)
Sass Jordan

— Instrument Player —
Emppu Vuorinen (g/NIGHTWISH)
Thomas Youngblood 先生 (g/KAMELOT)
Olaf Reitmeier (aco.g/VIRGO etc.)
T.M. Stevens (b/STEVE VAI, TINA TURNER)
Jens Johansson (key/STRATOVARIUS)
Derek Sherinian (key/PLANET X, ex-DREAM THEATER)
Erik Norlander (key/LANA LANE, ROCKET SCIENTISTS)
Axel Naschke (Organ/GAMMA RAY etc.)

これに Oliver Hartmann (EMPTY TREMOR, ex-AT VANCE), Herbie langhans (SEVENTH AVENUE) というプチ贅沢なコーラス要員を加え、7人の生弦楽隊や少年合唱団とともに繰り広げるのは、同じく Sascha チームの一員でこれまでヴォーカル指導や歌詞校正に関わってきた Amanda Somerville オネイタマが書き下ろした、架空の王国 Aina を舞台にした R.P.G. 系ミディーヴァル戦乱ファンタジー・ストーリーを具現化したゴージャスなシンフォニック・メトゥだ。

RHAPSODY, KAMELOT その他の Sascha チームの息が掛かったこれまでの名作群で聴きなれたシンフォニーの音像の感触が心地良い本作、今までのメタル・オペラ作品の中では AVANTASIA に一番近いかな? それをもっとオペラティックにそして映画的にした感じと言ってもいいかもね。

聴き所はやっぱり、物語の登場人物として配役された各シンガーの歌いっぷり。Michael Kiske の伸びやかな旨味はそれを聴くとやっぱり正統メタルを演って欲しいと切望させ、、天才 Tobias Sammet も得意の疾走チューン #4 “Flight of Torek” でアグレッション弾けるシアトリカルな持ち味を披露、相変わらず聴いてるこっちが凹むほどに上手さ爆発な Glenn Hughes は、歌い出した一瞬でいきなり空気をアダルトに染めちゃいながら、メタル・チューン #13 “Rebellion” で聴けるメタル歌唱での凄みも圧巻の一言。

そして、元 HEAVEN’S GATEThomas Rettke の復活も嬉しいわ。#5 “Naschtok is Born”, #6 “The Beast Within” らで久々にテンションの高い歌唱を聴くと、この人やっぱ上手かったんだわ~と改めて痛感しちゃうもんな。

演奏陣では、一聴してそれとわかるプレイを炸裂させている Jens JohanssonErik Norlander の個性がそれぞれ美味しく味わえる。

最初に通して聴いた時は、そのランニング・タイムの長さのせいもあってやや散漫&冗長さを感じた本作だけど、歌詞を追いながら何度も頑張って(だってホント長いんだもん!/苦笑)聴くうちに、この Aina の世界を構成するのに全てが必要と思えるようになってきたわ。楽曲単体で見ても、ロック・オペラならではの煮え切らなさはやっぱり存在するものの、なかなかの出来の良さなんじゃないかなと思うしね。

それにしても Robert、どうしても HEAVEN’S GATE での「ベーシスト」ってイメージがあるもんで、これまでも他の楽器の演奏者としてその名を見ると常に違和感を感じてたんだけど、本作での彼の演奏する全ての楽器パートの充実っぷりを聴くと、ホント HEAVEN’S GATE ん時はたまたまベース弾いてただけで実はかなりレベルの高いマルチ・プレーヤ/ソングライター/アレンジャーなんだな・・・と認識を新にしたデスわ。

Miro とのコンビによる「メタリックな演奏に馴染むオーケストレーション」の妙も、ホンットにツボを心得た最強レベルのものだし。まぁいわゆる一つの「天才」ッスな。

以下、自分で聴くときに便利な覚え書き。

01. Aina Overture (inst.)
02. Revelations
    Vo: Michael Kiske, Damian Wilson, Olaf Reitmeier
    Aco.G: Olaf Reitmeier
    Key: Jens Johansson
03. Silver Maiden
    Vo: Michael Kiske
04. Flight of Torek
    Vo: Tobias Sammet, Glenn Hughes, Thomas Rettke
05. Naschtok is Born
    Vo: Thomas Rettke
06. The Beast Within
    Vo: Thomas Rettke
07. The Siege Of Aina
    Vo: Olaf Hayer, Thomas Rettke, Glenn Hughes, Candice Night
    Key: Derek Sherinian
08. Talon’s Last Hope
    Vo: Glenn Hughes, Andre Matos
09. Rape of Oria
    Vo: Candice Night
10. Son of Sorvahr
    Vo: Thomas Rettke
    B: T.M. Stevens
    Organ: Axel Naschke
11. Serendipity
    Vo: Michael Kiske
    Aco.G: Olaf Reitmeier
12. Lalae Amer
    Vo: Cinzia Rizzo
    G: Thomas Youngblood 先生
13. Rebellion
    Vo: Glenn Hughes, Tobias Sammet (cho)
    G: Emppu Vuorinen
    Key: Erik Norlander
14. Oriana’s Wrath
    Vo: Marko Hietala, Sass Jordan, Thomas Rettke
15. Restoration
    Vo: Michael Kiske, Simone Simons (Soprano)

(Nov. 22, 2003)

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