地球が悶絶し宇宙が蒼き涙を流した大傑作アルバム "Poe" から6年。最近何やってるんだろ？と思ってたスパニッシュNWOBXM(ニュー・ウェイヴ・オブ・馬鹿馬鹿しいまでの・クサ・メタル)バンド(笑) OPERA MAGNA が、ひっそりと2枚のEPをリリースしてた。(ただ単に自分の情報収集力が足りなかっただけ^^;)

"Del Amor Y Otros Demonios" (愛と悪魔たち) と名付けられたこのEPシリーズ、まず前編となる "Acto I" が2014年に、そして翌2015年に続編となる "Acto II" がそれぞれ5曲入りでリリースされてたんだけど、今回はその2枚をまとめて「繋がった一つの作品」として書いちゃいます。まぁ尺的にも合わせて10曲とだいたいフルアルバム相当だし、ジャケも内容もほぼ同じテイストだし、特に問題ないですよねきっと。(笑)

ということでこの連作EP、前フル "Poe" で提示してた究極の劇メタル・サウンドをさらに突き詰めて、もんの凄いことになってます。大筋のスタイルに変化はなくも、同郷のレジェンド DARK MOOR が標榜してたクラシカルな引用を増して、そのバンド名が示すようにオペラティックな風味を格段に強めた印象。どの瞬間を切り取っても激クサですよ。(悶)

プレイ面でも、シンガー Jose Vicente Broseta (vo) の歌唱が、パワーレンジを少し上げてさらに力強く響いているのも頼もしいし、ネオ=クラシカル・マスター F. Javier Nula (g) のエモーショナル＆スリリングな超テク・ギターワークもやっぱり最高。

今、最もライヴを体験したいバンドの一つだな！