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CAPHARNAUM / Fractured (2004)

投稿日: 2005/02/20

TRIVIUM のシンガーでもある有吉@猿岩石こと Matt Heafy がヴォーカル、そして MARTYR のギタリストと MONSTROSITY の6弦ベーシストも在籍するというある意味スーパー・バンド?(全っ然!/笑)な米国フロリダのテクニカル・デス・メタル・バンド CAPHARNAUM のデビュー・アルバム。

米国産らしい基礎体力の高さならではの力技で組み上げられた、コアとかエモとかと無縁の完全にデス・メタルなサウンドは、ブルータルでありながら非常にテクニカルなもの。 全8曲で29分42秒・・・と非常にコンパクトな作りながらまるで60分相当に匹敵すると思える音数を詰め込んだその激音は、DEATH の知的な整合アグレッション、CRYPTOPSY の破滅的な暴虐エナジー、そして MESHUGGAH の狂気の変態テクニックをすべて融合させたかのストイックな濃密さが爆発したもの。(ちょっと言い過ぎだけど…)

Matt ‘有吉’ Heafy (vo) のワイルドに響く野太い咆哮にも、若干19歳(!)の天才モンスター・ドラマー Jordan Suecof のアンビリーヴァボーな手足技が描く精密なモザイク画の如き轟音の壁にも十分に凄みを感じるが、そんな中で一際輝いているのがリード・ギタリスト Daniel Mongrain のアメイジングなスーパー・プレイ!

前述のように各楽曲は超コンパクトな尺ながら、その中で我こそが主役だとエゴイスティックに主張するギター・パートに於いてしっかりとメロディックに起承転結を奏でるウォームな超テクニカル・ギター・プレイはマジで魅力的。 彼が在籍する(した?)MARTYR って名前だけは知ってたけど音自体はこれまで未聴なんで、これを機会に是非アルバムを聴いてみたいな。

ただやっぱり、変態的な目まぐるしさを見せるそれぞれの楽曲の難解指数はかなり高くて、どの曲がどうだとイマイチ説明し辛いような複雑さに楽曲の芯の部分が埋もれてしまっている印象なのが、勿体無いというか自分にソレを読み取るスキルが不足しているのが残念というか・・・。この手の中では、いい意味でのストレートさを持ち合わせた比較的聴き易い部類であるのは間違いないとは思うんだけどね。

 (Feb. 19, 2005)

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