Impressions

ANDROMEDA / Two is One (II = I) (2002)

投稿日: 2002/11/20

スウェディッシュ・プログレッシヴ・メタラー ANDROMEDA の 2nd アルバム。
デビュー作 "Extension of the Wish" が、この ANDROMEDA をワールド・ワイドなプログ・メタル・シーンにおいていきなり重要な位置にジャンプ・アップさせるのでは?・・・と感じさせるほどに素晴らし過ぎる内容だったんで、それに続く本作にも勝手に超期待しちゃってたんだけど・・・正直「アリャリャ?」って。(汗)
確かに、前任者とは比べ物にならないほどに歌唱力/表現力を持ち合わせている David Fremberg なるニュー・シンガーが加わったのは大きな前進だし、楽曲の骨格の中枢を担う Johan Reinholdz (g) のセンスフルなアメイジング・プレイも前作同様スリリングなんだけど・・・前作の時とは違って、聴いててどうものめり込めない。
その大きな理由は、前作から本作への過程に於いて彼らが DREAM THEATER フォロワーから PAIN OF SALVATION フォロワーへと進化(って言ってイイよね?/笑)させたのは歓迎すべきことなんだけど、その変化のなかで内包したメロディの質が多少変わったように感じれることかな。依然として充分に魅力的なマイナー系のメロディックさ満点ではあるものの、その質が「哀愁」「叙情」とは少々異なるものになってきたと感じるんだよな。
ロックの衝動がテクニカルなベクトルで照射されたタイトル・トラック #4 "Two is One" に代表される先進的でスリリングな楽曲は、前作云々を抜きにすれば充分に驚きに値するクオリティなのは確実な出来ではあるんで、それなりに楽しめちゃうことは楽しめちゃうんで複雑っすわ。

満足度 : 82
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