Impressions
DIMMU BORGIR / In Sorte Diaboli (2007)
投稿日: 2007/06/20
ノルウェイが誇るシンフォニック・ブラック・メタル・キング DIMMU BORGIR の7thアルバム。
アートワーク/コンセプト共にアンチクライストな色彩で固めまくった不敬なパッケージングに、My期待はヤヴァい程に募らされていたが・・・うーん、やっぱ前作 "Death Cult Armageddon" が凄過ぎたのか、「らしさ」満点の作風ではありながら少々物足りなさを感じてしまったな。
閉じた瞼の裏に美しき流星群の豪雨が降り注ぐ ICS Vortex 先生 (b, clean vo) の伸びやかなハイトーンが映える #1 "The Serpentine Offering", #5 "The Sacrilegious Scorn", #8 "The Invaluable Darkness" あたりには身を乗り出させられるものの、他の多くの曲はまぁまぁ順当にフムフムって感じ?(←意味不明/苦笑) 本格参加の魔王 Hellhammer (dr) によるドラム・パートも、アレレ?こんなもん?・・・って印象だし・・・。
とはいえ、浮動票層にもアピールしうるプロフェッショナルなメタル・エンターテインメントとして完成され尽くした聴き易さの中で、決してセルアウトに終わらない壮麗なエピカリズムの中でしっかりと息衝く神を冒涜する邪悪なブラック・メタル・フィーリングには、やっぱり大きく心惹かれてしまう。
ま、続編となる次作にさらに期待しながら、今宵もイイ感じにリピートするとしますか~。
(Jun, 04, 2007)
満足度 : 85%