Impressions
1st "In the Sign of the Ravens" が輸入盤市場で話題を呼んだバイキング・デス・メタルバンドの2nd。
前作では、悲しみに彩られた異教徒の死に様を謳った勇壮かつダイナミックな曲で聴くものの涙を絞り取ったが、本作においては残念ながらその極端なまでの扇情性は若干後退している。そのかわり粗削りさを感じさせた部分はさっぱりと姿を消し、整合感がアップ。疾走パートの大幅導入とあいまって、良質のメロディック=デス/ブラックと呼んでも差し支えない出来栄えだ。
ただ個人的には1stの雰囲気に惚れ込んでいただけにちょっと残念。
満足度 : 78%