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CASUS BELLI / Mirror Out of Time (2001)

投稿日: 2002/05/20

ギリシャ出身の欧州様式系ヘヴィ・メタル。
中心人物であるギタリスト Panos Arvanitis のネオ=クラシカル・プレイを軸に、それぞれ業師揃いなプレーヤ達が自らの技を鬩ぎ合わせながら、全体としては実に聴きやすいメロディック・メタルを展開している。
Graham Bonnet を彷彿させるちょいとガナリ入った少々暑苦しい系の歌唱、曲によってはカナリドタバタ気味にずれまくるリズム・セクション、そしてアマチュア臭いプロダクション・・・と、少なくないファクターが「辺境メタル」たる垢抜けないマイナーさを確実に発散しているが、この妙に懐かしさを感じるサウンドは意外や意外に魅力的。
ユーロ・スピード・メタル系疾走チューンからややブルーズ・ベースの跳ねるハード・ロック、そしてバラードまで様々なタイプの楽曲は、それらを難なくこなす間口の広さが逆にこのタイプの器用なバンドが陥りやすい焦点のボケ具合を晒しているが、「プログレッシヴ」とまでは行かないまでも、絶妙なテンポ・チェンジやメンバ各人の技量を生かした(特にベースの Fotis Anagnostou は、引出しの多そうな相当なテクニシャン!)興味を引くテクニカルな仕掛けもあってナカナカ聴き応えあり。
そしてやはり始終耳を惹くのは Panos Arvanitis の素晴らしいギター・パート! エモーショナルなフィーリングたっぷりのリズムの粒の揃ったネオ=クラシカル・プレイは、 Andy LaRocque かはたまた Steven Anderson かという泣きの構築美を見せているんだもの。タマランっすな。
クラシカルなイントロに続くお約束の疾走チューン “Mirror Out of Time” は Killer !!

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満足度 : 79
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