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XANDRIA / Neverworld’s End (2012)

投稿日: 2013/01/21

ドイツ産ゴシック・メタル・バンド XANDRIA の約5年ぶりとなる5thアルバム。

可憐な魅力でファンを虜にしていた看板女性シンガー Lisa Middelhauve 嬢が2008年に脱退、後任に Kerstin Bischoff 嬢なる歌姫を立てるも作品を残すことなく約1年で脱退・・・。で、大所帯クラシカル・メタル・バンド HAGGARD に籍を置いていた経歴もあるなかなかの美女シンガー Manuela Kraller 嬢をリクルートしてようやく体制を整えリリースに漕ぎ着けたのが本作。

これが・・・いやマジ驚いた。新加入の Manuela の歌唱スタイルは、前作までで聴けた Lisa のそれとは全く異なる“超 Tarja (ex-NIGHTWISH) タイプ”なオペラティック・ソプラノなんだけど、その歌声の強い求心力に引っ張られるようにバンドのサウンドもいきなりその Tarja をフィーチュアしていた初期 NIGHTWISH 化しちゃってて・・・一体どうしちゃったの!? って感じ。過剰なほどにゴージャスなド派手オーケストレーションに包まれてしっかりと“メタルる”ようになった楽曲群は、ゴシック・メタルというよりはもう完全にエピック/シンフォニック・メタルってな装いに。

嬉しいのは、その変化に乗じて何が起こったのかわからんけど、曲の出来が押し並べてかなりのレベルアップを見せていること。なぜかちょいと BON JOVI っぽかったりもする(^^;)キャッチーな #5 “Blood on My Hands”、ケルティックな装いが美味しい #9 “Call of the Wind” をはじめ、思わず身を乗り出すようなイケてる瞬間がかなり多いんだよね。Manuela の本格的なソプラノ歌声も「Tarja のコピー」と一笑に付すには惜しいだけの旨味と説得力を発しているし、普通に「いいシンガー見つけていい作品作ってきたなー」とポジティヴに思える一枚ですわ。

この作品を聴くまでは2ndの冒頭を飾っていた超名曲タイトル・トラック “Ravenheart” を越える曲はもう絶対作れないだろうなぁ・・・なーんて失礼な思い込みをしてたけど(苦笑)、こうなってくると今後また名曲を生む可能性あるかもね。期待!

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