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NIGHTWISH / Oceanborn (1999)

投稿日: 1999/01/20

凄いッ! 凄いッ! 凄いッ!・・・本当に凄いッッッ!!
何度聴き返しても「凄いッ!」という言葉しか出てこない。彼らはすべてのエレメントにおいて信じられぬほどの成長を遂げたのだ!
オープニングのシンフォニックにミステリアスにそして超ネオ=クラシカルに展開する疾走ナンバー “Stargazers” から、エンディングの RAINBOW でもおなじみ “The Snowman” をモチーフにした荘厳な “Walking in the Air” まで、前作よりも大幅に疾走感を導入した重厚で美しい10 曲は、キャッチーなミディアムあり、泣きのバラードあり、ロシアン民謡的なインストありで捨て曲一切なし。どの曲もメロ/アレンジ共に凄まじいクオリティを誇っている。そう、すべての曲が前作 “Angels Fall First” でのキラー・チューン “Elvenpath” の出来を軽く上回っているといっても過言ではないのだ。
ほとんどすべての楽曲の作詩/作曲を手がけるのはシンセ奏者 Tuomas。その作曲能力の高さはもちろん、その垢抜けきったシンフォ・アレンジの妙には完全に降参だ。彼は映画音楽からの影響を公言しているが、冒頭の “Stargazers” で名作 “The Last of the Mohicans” からの直接的な影響を匂わせている他、“The Rock”, “Con Air” といった Jerry Bruckheimer 製作のスペクタクル巨編で作曲/スコア・アレンジ/オーケストレーションを手がける Nick Glennie-Smith & Harry Gregson-Williams のコンビの織り成す緊迫感溢れるシンフォ・アレンジとの共通点を多く見出すことが出来る。
そんな重厚なキーボードと対峙するシンガー Tarja も、その独特のオペラティックなソプラノ歌唱で、水を得たように次から次へと印象的な哀愁メロディを紡いでゆく。そしてギタリスト Emppu も前作とは別人かと思うほどの粒の揃った扇情ネオ=クラシカル・プレイを決めまれば、ヘヴィ・メタル・ドラマー Jukka は メタル 特有の重量感/ダイナミズムを一切減らすことなく、疾走感を大幅に向上させる事を実現している。
・・・初っ端からこれでは 1999 年も大変な年になりそうだ! (99/01/11)

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