ベイ=エリア・スラッシュ・メタル・バンド FORBIDDEN の13年ぶりの5thアルバム。

FORBIDDEN といえば数あるスラッシュ・メタル・バンドの中で俺の最も好きなバンドであり（俳優/タレント：谷原 章介 が過去にスラッシャーだった時期のフェイヴァリット・バンドでもある）、2008年の THRASH DOMINATION での興奮MAXなショウ以来この復活アルバムのリリースを楽しみにしてきたが・・・結果を先に言っちゃうと俺的にはマァマァってトコロでした・・・。

Russ Anderson (vo) のメロディックな強靭ヴォーカルも歳相応に落ち着きつつも凄みたっぷりだし、前述の来日公演後に離脱した Glen Alvelais (g) の後任に名手 Steve Smyth (g/ex-TESTAMENT, NEVERMORE, VICIOUS RUMORS, DRAGONLORD) を迎えたテクニカルな悶絶ギター・パートの充実にもソソられるんだけど、肝心の曲自体がどうにも突き抜けてこない。

疾走しないとダメ！ってことは全然ないんだけど、スラッシーな音圧でミドルテンポに進む類いの曲（が多い）がなんだか NEVERMORE のアウトテイクみたいな「良くも悪くもない中途半端さ」に包まれてる感じがして、それがなんとももどかしいんだよなぁ。

せっかく復活アルバム出したのに、ライヴで過去の名曲だけが盛り上がるバンドになっちゃうってのもちょいと惜しいので、とりあえず次作でのリヴェンジを切望。