Impressions

VISION / On the Edge (2004)

投稿日: 2004/07/20

Lars Eric Mattsson 社長率いるフィンランドのメロディック・ハード・ロック・バンド VISION の7年振りのリリースとなる 3rd アルバム。

ニューシンガー John Jeff Touch のやや中性的なしなやかなハイトーンを生かした哀愁漂うハード・ロックが持ついかにも北欧的な涼しげな空気感には、往年の北欧メトゥ Love なオサーンとしては、ついついかなーりなアピール力を感じてしまう。(汗)

それにしても、かつては Axel Rudi Pell と共にヘタクソ・ギタリストの代名詞としてその名を欲しいままにしてきた Lars Eric Mattsson 社長の、別人かと見紛う程の粒の揃ったソロ・プレイったら・・・いったいどうよ!? あくまで楽曲を盛り立てる役割に徹したオトナな立ち位置が映えるその整合感溢れる北欧プレイの前には、これまで散々罵詈雑言を言い放ってきたことへのお詫びの気持ちでイパーイです。m(_ _)m

ま、そんな Lars 社長のプレイも含めてミュージシャンシップの低さを露にするプレイ/アレンジの底の浅さや、恥ずかしいほどに野暮ったいリズムの薄さが気になりまくるB~C級北欧ハードではあるんだけど、TNT ばりの透明感を持つ #2 "Girl Goodbye" やほんのりとクラシカルな #8 "Meant to be" を聴くと、無条件に「イイナァー」とニヤけてしまう39才も終盤に近づいたある蒸し暑い夏の日の夕方なのでありました。

 (Jul. 18, 2004)

満足度 : 76
  • いいね! (0)
  • よくないね! (0)
作品を探す 最新の投稿を見る
アーティスト名で一覧する ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ#0-9日本語
リリース年で一覧する
満足度で一覧する
フリーワードで検索する