Impressions

THE SINS OF THY BELOVED / Perpetual Desolation (2000)

投稿日: 2000/04/20

98年リリースの前作 "Lake of Sorrow" で完膚なきまでにメロメロに蕩けさせてくれた、マイ No.1 女声フィーチュアリング・耽美ゴシック・メタル・バンド THE SINS OF THY BELOVED 待望のこの新作、美しきロリ声を持つ美しき女性シンガー Anita Augland 嬢の美しき乳(つーか"房"やね)が大写しのジャケでまずは大満足。(バカ)
内容の方も、その Anita Augland 嬢のエンジェリック・ソプラノと男声によるデス・スクリームを配した、幻想的にしてヴァイオレント、そしてケイオティックなゴージャス・サウンドで、前作同様ウネウネとうねりながらこれでもかと凄まじい気を撒き散らしながら泣きまくる Pete Johansen の奏でる変態リード・ヴァイオリンの慟哭が全編を支配する様はやはり圧巻の一言。
今回は大作よりもテーマメロディが FAIR WAINING 的(笑)と言えるほど快活な哀愁メロディック HR 風の "Forever"、ビートが利きつつも泣きでメロメロメロな現代ゴシック "Nebula Queen", "A tormented Soul" など、コンパクトな佳曲の方が出来がイイ。ドロドロとした邪悪な美しさが後退し、幾らか現代的なフィールのアピールが表面に出てきた感じで、正直ちょっと物足りなくもあるケドね。
まぁ気が狂わんばかりの叙情の嵐が吹き荒れる歴史的名作である前作と比較するのは酷だわな~。人知の及ぶ極限とさえ思われるまでの哀しみに満ちた "Until the Dark" 級の名曲をポンポンと作られても困るし。(笑)
で、ラストに収録された "The Thing That Should Not Be" は言わずと知れた METALLICA のアノ曲。

満足度 : 86
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