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NE OBLIVISCARIS / Portal of I (2012)

投稿日: 2013/01/13

オーストラリアはメルボルンを拠点とするエクストリーム・プログレッシヴ・メタル・バンド NE OBLIVISCARIS のデビュー・アルバム。

個人的にはオーストラリア産メタルというとどこか「野暮ったい」という印象(というか先入観)があるんだけど、この NE OBLIVISCARIS は全くそれを感じさせない。ツイン・ギター+ヴァイオリンの6人組という編成でプレイしているのは、初期 OPETH, BORKNAGAR, IHSAHN のソロ作などに通じる、美しき混沌が高密度で渦巻くアヴァンギャルドなプログレッシヴ・サウンドだ。

豪産バンドらしからぬ(←非常に失礼)垢抜けたハイテク技巧で演奏される7曲で72分弱という大作志向の楽曲群は、「緩急」という単純な言葉では言い表せぬほどに目まぐるしく展開。幾重にも折り重なる精密なタペストリーのような絢爛絵巻に耽溺する一方で、時に昏き叙情を…時に燃えるような憤怒を滾らす豊潤な音色を奏でて楽曲のフックをリードする専任ヴァイオリニスト Tim Charles、メタル引き出しに留まらぬジャズ/フュージョン的な懐深さを隠さない激テク・リード・ギタリスト Benjamin Baret、端々で音塊の中から耳を奪うキー・フレーズを紡ぐベーシスト Brendan “Cygnus” Brown らのハイセンスなプレイがプレイヤー視点でも大きな満足感を与えてくれるという逸品となっている。

緊迫したスリルの中にたおやかな優しさが微笑む終曲 #7 “Of Petrichor Weaves Black Noise” に、これ以上ないほど悶絶。んもー濃過ぎてお腹イパーイ・・・でもやっぱもう一回だけリピート!的な傑作かと。

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