Impressions
Swedish Neo=Classical Metal の 5th Album。
前作まで同様の、疾走したりキャッチーだったりアラビアンだったりする北欧のネオ=クラシカルな叙情に満ちたメロディックなメタル路線を踏襲しつつ、本作では「オペラティックなクワイヤ」を随所に盛り込んだ、これまで以上にキラキラドラマティックな作風。ただ、作を重ねる毎に確実に質は上がってきていて、本作では一聴して圧倒感を感じるほどのクオリティにまで育っているにも関わらず、何度聴いてもやっぱり面白みに欠ける楽曲がオレはダメだ。。。
リーダーである空手使い Thomas Wolf のややヘタレ気味なネオ=クラシカル・ギターは当然全然響いてこないし、名手のはずの Thomas Vikström の歌唱も、この並で平坦な楽曲の中では「ただ旋律を唄っているだけ」にしか聴こえない。
前作同様、適度に壮麗なシンセのオーケストレーションにそしてスリリングなソロ・プレイにと大活躍の鍵盤奏者 Kaspar Dahlqvist のナイスプレイだけが、無駄に輝いちゃってる感じ・・・はぁ。。。
満足度 : 54%