耽美デスの孤高の存在 OPETH だが、本作はついに来たね。凄いよ。化け化け。
アコギの激泣きパートとツインギターのウェットな切ないハーモニーが乱舞するプログレッシヴでメタルでフォークな OPETH 節に、本作では本物のロックの躍動に満ちたダイナミックな HR のグルーヴを大胆に導入。
大迫力の咆哮デスヴォイスから、KINGS X か GALACTIC COWBOYS かと思うような歌メロ＆コーラスハーモニーを大フューチュア。
それでいて、しっかりデス独特の暗黒世界の凄みを全く損なうことなく、OPETH 独自の深遠なるスピリチュアルワールドを見事に形成しているのが素晴らしい。
全７曲中５曲が９分以上という相変わらずの大作主義ながら、完全に時間を忘れて没頭できる傑作だ。アートワークもパーフェクト。うむ。