ウハッ！　我々ピロピロデスメタラー（笑）に向け、次々と強力な刺客を放ち続ける SPINEFARM/SPIKEFARM からの今世紀最後の超強力な刺客が、このフィニッシュ・ネオ=クラシカル・メロディック・デス・メタル・バンド、KALMAH だ。
嘶（いなな）くデス・スクリームとネオ=クラシカル・フレーズを弾きまくるギター、そしてツボを得たシンフォニックな鍵盤アレンジが構築する、正統派メタルがブルータルに進化したかのその音像は、CHILDREN OF BODOM meets DIMMU BORGIR とでも形容できそうな魅力的な路線。
難を言えば、この時点ではまだこのバンドならではのオリジナリティが希薄な点と、２拍３連のワルツ・ブラストで進行するパートの多用など、楽曲パターンが少なさが目立つところかな。
ちなみにベース、ドラム、キーボードの３人は ETERNAL TEARS OF SORROW の現メンバー。本家聴いたときも感じたけど、鍵盤奏者 Pasi Hiltura って、メッチャ音色センスいいな！