紅一点の女性シンガー Elina Iron 嬢 をフィーチュアするフィンランド産メロディック・メタル・バンド IRONICA の2ndアルバム。

自国の大物バンド群の良いトコ取りな節操のなさを露わにしつつも、メジャー系現代フィンランド・メタルらしいクリアでモダンなクオリティにそこそこの聴き応えを感じさせる楽曲のスタイルは1st同様。「作られた感」アリアリだった前作に比べて、本作では「バンド感」が大幅にアップ。今後、名曲を作ることが出来れば大きく飛躍する可能性もなくはないかも？と思わせるポテンシャルはあるね。

　(Nov, 11, 2009)