Impressions

TANK / War Machine (2010)

投稿日: 2011/01/10

英国の老舗ヘヴィ・メタル・バンド TANK の約8年ぶりとなる7thアルバムは、看板シンガー Algy Ward のまさかの脱退〜後任に Doogie White (CORNERSTONE, ex-RAINBOW, YNGWIE J. MALMSTEEN) を迎えるという「ないわ〜」的人事異動を経た末の問題作。

いやしかし、これが音だけ聴いたら意外なほどにカッコよくてビックリ。冒頭を飾るダイナミックな王道ブリティッシュ・メタル・チューン #1 "Judgement Day"、NWOBHM風味の疾走感に心地良くヘッドバングを誘発される #3 "Phoenix Rising" など、Mick Tucker (g) と Cliff Evans (g) による過去作にも例を見ないような劇的なツイン・ギター攻撃と「アレ?こんなに上手かったっけ?」と見直すほどに旨味を発する Doogie の熱唱がTANK らしからぬ(失礼・汗)メロディック&ドラマティックさを発しまくる楽曲群の英国風味満点に湿った風合いは、まるで Rinnie James Dio 期の BLACK SABBATH のよう。

まぁでもコレ、どう考えてもやっぱアノ TANK ではないよなぁ。いっそのこと、バンド名を過去形っぽく「TANKED」とかに改名すればよかったのに。(笑)

満足度 : 84
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