Impressions

MANOWAR / Warriors of the World (2002)

投稿日: 2002/05/20

KINKGS OF TRUE METAL WARRIOR、MANOWAR の6年振りとなる9thアルバム。
Joey DeMaio 閣下 (b)、Eric Adams 隊長 (vo)、Scott Columbus 軍曹 (dr)、そして Karl Logan 大佐 (g) という4人の漢神が21世紀となったこの鋼鉄世界に下す新たな鉄鎚は、未だ開拓心やまぬ本物のトゥルー・メタルだけが持ち得る鋼の威厳と、真の王者である余裕が溢れさす格式高き優美さが調和した問答無用の孤高さを誇る逸品。
MANOWAR 随一の名曲 "Blood of My Enemies" と同質の空気に包まれながら勇猛に進軍する "Call to Arms" で幕を開けると同時に、我が右手は同胞である左手の手首を掴むとその両の手は誰の指示でもなく自身の意思によって中空高く掲げられ、誇りに満ちた美意識を炸裂させる中盤一連のメロウな流れを経て、ラスト4曲で MANOWAR ならではのアドレナリン噴出の独壇場を見せて大円団を迎えるまで、その極限までに美しき姿勢たるや微動だにしなかった!!
・・・と My メタラー・マインドを無理やり鼓舞させてるけど、実はオレ、MANOWAR でスッゲーイイと思うのって、"Hail to England""Sign of the Hammer" だけなんだよね。(汗) "Fighting the World" 以降は、変に誇張された大味なメタルっぽさや、彼ら自身の胸板の厚さ&メタルへ忠義の深さとは比較にならぬほど薄っぺらな音色がどうも馴染めなくて。
ただ、本作では中盤に見せる思慮深く綴られたマイルドな美しさや、本領であるメタル・チューンにおいてのメランコリックな高揚の妙など、確実に心を揺さぶられる場面も多く、近作の中では比較的楽しめたかも。
・・・って程度なので、トゥルー・メタラー失格なのでございマッスル。(x_x)

満足度 : 80
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