Impressions

GLORY / Wintergreen (1998)

投稿日: 1998/08/20

1st "Danger in This Game" そして 2nd "2Forgive is 2 Forget" と続けて様式美と叙情ハードポップが見事に融合した理想的な北欧メタルを提供してくれた GLORY。しかしそれに続いた2作は焦点の定まらない非常に退屈なものだった。
それにもかかわらず過去の幻想が忘れられずにリリース毎に期待してしまうのは、コリャもう「性」としか言い様がない。今回も冒頭を飾るネオ=クラシカルなスピードチューン "Yesterday News" に「おー! 今度は大丈夫!」と期待が高まるが、その後が続かない。垢抜けたモダン・アレンジと、端々に叙情の欠片が顔を覗かせる Jan Granwick のテクニカルなギターはそこそこの聴き所だが、アンダーグラウンドなガレージ・ロックの影響をもろに被った退屈なヘヴィ・ポップ/ロック調の曲は・・・(無言T_T)
シンガー Göran Edman は年を経る毎に表現力に深みが出て来ていい感じなのは、まさに地獄に仏。巧いよ。

満足度 : 64
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