Impressions

KRISIUN / Works of Carnage (2004)

投稿日: 2004/03/20

ブラジルが生んだMの三兄弟ならぬ毒蛇三兄弟 KRISIUN の 5th アルバム。

一糸乱れぬ超絶なブラスト・ドラミングの壁が神経を圧迫する圧倒的なブルータリティが極上のプロダクションで襲い掛かってくる、獣性と知性の高次元での融合を感じさせる凄まじい完成度の逸品。

この全てをなぎ倒して邁進する屈強極まりないブルータル・デス・メタルの前には、ブルデスが好きとか嫌いとかそういう次元を超越して、有無を言わせぬ凄まじさを感じざるを得ない。

・・・と、まぁ、そうやってデス・メタル本来の凶暴な側面に魅了されてるようなことを一生懸命無理して書きつつも、やっぱこの KRISIUN の一番の魅力と思えるのは、全編に配された Moyses Kolesne (g) が弾きまくるある意味ネオ=クラシカルとさえも呼べるようなテクニカル・ギターのウェットなスリルだったりするんだけど。(毎度~/苦笑)

確かに、決してブルデス・ファンとは言えないオレにとっては、曲が進むに連れ段々と苦行っぽくなってくる(汗)のが正直なところだけど、それでもしっかりと高揚感を感じつつ最後まで聴き通せてしまうのは、一曲を2分~3分台とコンパクトな短さに凝縮した構成の妙のせいもあるのかもね。
 (Mar. 26, 2004)

満足度 : 82
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