Most Impressive 10 of 2009 MENU

Albums of the Year

No.1
The Black Swan Epilogue / BIBLEBLACK
闇に蠢く不穏な混沌、インモラルに澱む背徳なる激情、そしてそれらをダークに照らし出す北欧の冷たき美旋律。壮麗な暗黒耽美世界をプログレッシヴに貫く叙情美に震える至高の逸品。
Favorite Track: #5 "Bleed"

No.2
Battle Sluts / DESTROY DESTROY DESTROY
勇壮に響くクワイア、豊かなシンフォニー、ヴァイキングな漢の哀愁・・・米産バンドらしからぬ強烈な北欧メロデス戦士っぷりに、年初から完全にノックアウト。悶絶、悶絶、悶絶。
Favorite Track: #3 "Beyond The Scorpion Gate"

No.3
The Devil You Know / HEAVEN AND HELL
奇跡のリユニオン作にして、超絶歌神 Ronnie James Dio の最期の一枚。過去のどの時代の焼き直しでもない、孤高の凄みと威厳に満ちた凄絶なダーク・メランコリーが、この身を邪悪に包む。
Favorite Track: #10 "Breaking Into Heaven"

No.4
April Rain / DELAIN
若き歌姫 Charlotte 嬢の力強くも可憐な豊潤歌唱が伸びるメロディック・ゴシックは、繊細かつキャッチーに大進化。優美なしなやかさの中でエネルギーが躍動するゴージャスな音像に痺れる。
Favorite Track: #4 "Control The Storm"

No.5
The Clouds of Northland Thunder / AMBERIAN DAWN
今、「北欧の水晶の如き透明感」を最も精度高く体現し得るその稀有なポテンシャルは、本作でさらに顕在化。Heidi嬢のフェミニンなソプラノを切ない哀感が包みこむ、新世代ネオ=クラシカル叙情メタルの極北。
Favorite Track: #2 "Incubus"

No.6
Skyforger / AMORPHIS
Kalevalaに描かれし荒涼世界に響く、凍土を揺るがす慟哭の極上メランコリカ。初期の耽美性、中期のモダンな北欧グルーヴなど全ての時代のカラーを巧く採り入れた、バンドの歴史を総括する集大成。
Favorite Track: #9 "Course of Fate"

No.7
Circus Colossus / LEVERAGE
北欧の職人達による、大英帝国系アイデンティティの再構築。かのMAGNUMに通じる伝統美の継承を高らかに宣言する王道たる円熟ダイナミクスに心酔する心地良さは、至福の一言だ。
Favorite Track: #10 "Broken Wings"

No.8
From Afar / ENSIFERUM
A級の上質シンフォニーを得て、勇猛なキラキラ大疾走のド外れた高揚感はさらなる極みに。高い殺傷力を誇るスピード・チューンのみならず、重厚な情景美を溢れさす大曲が放つ魅力も耳を奪う。
Favorite Track: #3 "Twilight Tavern"

No.9
Blood of Bacchus / AVA INFERI
南欧ポルトガルの暗部を覆う漆黒の絶望。ドゥーミーな悲愴感の上空から一条の光として降り注ぐCarmen嬢の柔らかな美声、そして大胆かつ繊細な有機的メロウネスに、今宵もまた酔い痴れる。
Favorite Track: #2 "Last Sign of Summer"

No.10
The Cuckoo’s Children (Кукушкины дети) / KALEVALA (КАЛЕВАЛА)
アダルトな手練を武器に朗らかな民族色とロック・ヴァイブを軽快に跳躍させるフォーク・メタルは本能を刺激。アコーディオンの哀愁の調べに、我が意識は瞬時に北の果ての荒くれ酒場にトリップ必至。
Favorite Track: #1 "Kalevala"

次点
When Death Comes / ARTILLERY
ミステリアスな独特の変幻リフ攻撃とダブル・アクスのスリリングな波状攻撃に、為す術も無く撃沈。レジェンドとして語られる古参が生んだ、ヨーロピアン・メロディック・スラッシュの新たな傑作の登場。
Favorite Track: #1 "When Death Comes"

Tunes of the Year

No.1
"Shadow of the Red Baron"
from... Shadow of the Red Baron
 / IRON MASK
様式派ヘヴィ・メタル特有の「ダサカッコ良さ」をハイレベルで究め抜いた、「これぞIRON MASK!」と柏手必至の激熱キラー・チューン!

No.2
"Two Dreamers"
from... New Shores
 / LUNATICA
たおやかなゴシカリティと清涼たる叙情味のプログレスに痺れる佳曲。Andrea嬢の癒しヴォイスが荒んだ心に染みていく。

No.3
"Asian Hooker"
from... Feel the Steel
 / STEEL PANTHER
「本気のパロディ」から熱く噴き出す本物の息吹き。かつてのMTVメタルの真髄を再び現代に蘇らせた奇跡に心が踊る。

No.4
"Entwined"
from... The Edge of All I Know
 / GWYLLION
歌姫Annelore嬢のハイレンジな歌唱と劇的展開が印象深いダイナミックな疾走チューン。プログレッシヴな有機的アレンジメントが◎。

No.5
"Omnos"
from... Evocation I – The Arcane Dominion
 / ELUVEITIE
トラッド/フォークな側面にフォーカスして描くELUVEITIEらしさ満点のキャッチーな一撃。Annaタンの純朴な歌に激萌え♥

No.6
"Speed On"
from... Revenous
 / WOLF
古風なストラクチャと現代メタル的エナジーの理想的融合。ライヴ感溢れる生々しいパワーが、波打つヘドバンの荒海をこの目に浮かばせる。

No.7
"Gullveig"
from... First War of the World
 / BLACK MESSIAH
Odinが語る北欧神話“エッダ”の世界観の中、シリアスな武骨さが只事ではない哀愁をフォーキーに滲ませる。MYヴァイキング魂、炎上。

No.8
"Lost in Life"
from... The 13th Floor
 / SIRENIA
キャッチーな甘口ゴシックを壮麗なドラマティカが貫く。ドS系スパニッシュ美女シンガーAilyn嬢のキュートな魅惑ヴォイスにイチコロ。

No.9
"Any Means Necessary"
from... No Sacrifice, No Victory
 / HAMMERFALL
聴く者のメタル・ハートを勇壮に刺激する堂々たるヒロイズム。ベテランの叡智で研ぎ澄まされたオーセンティックな魅力が烈しく迫り来る。

No.10
"Hordes of Chaos (A Necrologue for the Elite)"
from... Hordes of Chaos
 / KREATOR
"Are you ready to KILL each other in the mooosh-piiiit?"
"YEAAAHH!!"

次点
"Something More"
from... Dialog
 / STATUS MINOR
豊かな叙情センスと高い技術でスリルとメロディを折り重ねていくプロッグ・メタルの新星。透明度溢れる「北欧メタル」の香りに惹かれる。

Players of the Year

Male Singer
 
Ronnie James Dio of HEAVEN AND HELL
唯一無二のメタル・ヴォイス、最期の絶唱。今後何人足りともその座に就くことはないだろう。R.I.P. my hero.

Female Singer
 
Charlotte Wessels of DELAIN
極上のキャッチネスを放射する大衆型ゴシック・メタルに艶やかな歌声で快活な脈動を与える若き美女シンガー。そばかすっ娘LOVE。

Guitar Player
 
Mike Wead of BIBLEBLACK
「本流スウェディッシュ暗黒系ネオ=クラシカル・マスター」の本領発揮。背徳の激情の上で流麗に舞う様式美プレイに背筋が凍る。

Bass Guitar Player
 
Franck Hermanny of ADAGIO
超テクニカルに描かれるダーク&クラシカルな世界を多彩な技で支える超絶6弦ウィザード。ADAGIOの裏番とは彼のことだ。

Drum Player
 
Peter Damin of PARADISE LOST
サポートながら、手数とグルーヴを併有する素晴らしいプレイでPARADISE LOSTの魅力を見事に倍化。このまま正式加入希望。(笑)

Keyboard Player
 
Philippe Giordana of FAIRYLAND
唯我独尊体制での新作でその類稀な才能を爆発させた、フランスの天才シンフォニック・マスター。ファンタジック&エピック!

Cover Art of the Year

Phoenix  / AGATHODAIMON
by Rares.C
時の狭間に閉ざされし謎めく寓話世界。少女の手から生まれる耽美なる暗黒の調べは、不条理な亜空間を永遠に彷徨い続ける。