Most Impressive 10 of 2010 MENU

Albums of the Year

No.1
Blood of the Nations / ACCEPT
漢の鋼鉄魂、今ここに帰還。元TT QUICKのMark Tornilloという「奇跡の人選」によって再びその血潮に高純度のメタル・プライドを滾らせ、メタル・ネイションズの勝利(ヴィクトリー)を高らかに宣言する傑作。
Favorite Track: #14 "Land of the Free"

No.2
Resurrection / GALNERYUS
小野正利のクリアな極上ハイトーンを得て、高機能型国産メロディック・メタルの誇りはさらなる高みへと飛翔。天を貫く叙情スリルに失禁。
Favorite Track: #10 "Destiny"

No.3
Poe / OPERA MAGNA
西班牙の気鋭による快心の一撃。目が眩むほどにメッロメロな悶絶クサメタル・ワールドで許される行動はただ一つ。「卒倒すること」のみだ。
Favorite Track: #2 "El Pozo y el Pendulo"

No.4
Addicted to Metal / KISSIN' DYNAMITE
若き新星に宿る真性メタル・スピリットの熱さは驚愕の一言。古き良きメインストリーム・メタルとジャーマンな鋼鉄感性の融合が見目に眩しい。
Favorite Track: #3 "Supersonic Killer"

No.5
Curse of the Red River / BARREN EARTH
手練の暗黒勇士たちが彩る絶望プログレスが、呪詛の流れる紅き大河を深い哀しみで包み込む。幽玄に浮遊する漆黒のメランコリーに痺れる。
Favorite Track: #5 "The Leer"

No.6
Coup De Grace / TREAT
北欧哀愁ハードの雄が満を持して放つ衝撃の完全復活作。当時を凌ぐとも思える高レベルで迫り来る怒涛の名曲ラッシュに、悶死寸前。
Favorite Track: #2 "The War is Over"

No.7
The Alliance of the King / ANCIENT BARDS
イタリアを再びXaMetalの本場たらしめんクッサクサなシンフォニック・メタルに一切の死角なし。羞恥心が麻痺する悦びがここにある。
Favorite Track: #3 "Four Magic Elements"

No.8
Salon des Refusés / IN LINGUA MORTUA
ブラック・メタルとメロトロンの蜜月が産み落とした気高き奇形児。冷徹さと温かみが渾然一体となったこの迷宮からは決して抜け出せない。
Favorite Track: #1 "Full Fathom Five"

No.9
Ancestral Romance / DARK MOOR
従前のクラシカルな気品がその上品さに更に磨きをかけるとともに、オーケストラルなスリルをも増強。天才Enrik Garciaの本領発揮な一枚。
Favorite Track: #3 "Alaric de Marnac"

No.10
Days of Defiance / FIREWIND
Ozzyバンドでの鬱憤を晴らすが如きGus G.の灼熱プレイとApolloさんの憂う叙情熱唱が完璧に結実。キャッチーな惹きの良さも◎。
Favorite Track: #6 "Embrace the Sun"

次点
12 Gauge / KALMAH
悲愴なる極北の慟哭を封入せし会心作。豪胆なブルータリティにゴシカルな冷気が絡み、そこにネオ=クラシカルなギターが…。悶えて、絶命。
Favorite Track: #7 "Godeye"

Tunes of the Year

No.1
"Vaid Vaprust"
from... Äio
 / METSATÖLL
辺境エストニアの強豪が叩き出す、人類創世の根幹を揺さぶる超弩級民俗グルーヴ。荒涼たる大地に漂う呪術的な詠唱がこの耳から離れない。

No.2
"Warrior's Heart"
from... Upon Haunted Battlefields
 / THAUROROD
キラキラ・シンフォ・ヴァイキングとアダルトなノーマル・ヴォイスのミスマッチが鮮烈な感動を激烈かつメロディックに呼び起こす。

No.3
"Glory To My King"
from... Glory to My King
 / GOLDEN RESURRECTION
Christian Liljegren(祝・復帰)の無駄に暑苦しいメタル魂が全てを焼き尽くす。平坦なアルバムの中で唯一ギラリと輝く名曲だ。

No.4
"Gateways"
from... Abrahadabra
 / DIMMU BORGIR
北欧シンフォ・ブラックの大御所が再び自身のアイデンティティを詰め込むことに成功。異形のゴージャス・カタルシスに震撼せよ。

No.5
"One Love"
from... W.E.T.
 / W.E.T.
爽やかな哀愁が全てを包み込む北欧メロハーの理想郷。極上の熟達プレイが切ないメランコリーを描く様は昇天必至の心地良さだ。

No.6
"Reign Of Terror"
from... The Frozen Tears of Angels
 / RHAPSODY OF FIRE
「枷」を外れた伊産シンフォ・メタルの大家がシーンに振り下ろすボンバスティックな鉄槌。劇的なアグレッションが爆発する新たなアンセム。

No.7
"Into the Sun"
from... Purplessence
 / MURASAKI (紫)
35年振り(!)の新作でもその超PURPLISHな魅力は些かも不変。還暦オーバーとは信じ難いオーガニックな勢い溢れる疾走感にHail。

No.8
"Coat of Arms"
from... Coat of Arms
 / SABATON
硬派な壮麗ミリタリー・メタルが、血気盛んなメタル兵士達たちを隙なく統制する。漢汁を撒き散らす“メロディック・ダミ声”の号令と共に!

No.9
"One Wish Away"
from... Out of the Ashes
 / KATRA
「作られた歌姫」が模倣から脱却、自身の思いを封じ込めた名曲を生み出した。繊細なメロディに絡むバック陣のロック・ヴァイヴも耳を捉える。

No.10
"From Broken Vessels"
from... The Never Ending Way of ORwarriOR
 / ORPHANED LAND
エスニックな泣きと激情のアグレッションがプログレスする歴史の渦の中心、イスラエルから彼らは叫ぶ。中東と世界の平和のために。

次点
"Judgement Day"
from... War Machine
 / TANK
これをTANKと呼ぶかどうかは扨措き、この曲がツインギターの劇的ダイナミズムに彩られた英国風味満点の逸品であることは疑いなき事実。

Players of the Year

Male Singer
 
Mark Tornillo (ACCEPT)
還ってきた独産鋼鉄軍団に再び漢印を刻み込む新たな“看板”。中年にしか出せない渋過ぎるその魅力に男惚れ。

Female Singer
 
Judith Rijnveld (KINGFISHER SKY)
清楚な透明感の上に時折滲ませるエモーショナルな情熱にクラクラ。風景的ですらあるムーディな表現力に脱帽。

Guitar Player #1
 
Francisco Javier Nula (OPERA MAGNA)
絶妙なファスト感とうっねうねのヴィブラートを武器に楽曲を自在に統率する、スペイン産悶絶ネオ=クラシカル・マスター。

Guitar Player #2
  
Peter Wichers & Sylvain Coudret (SOILWORK)
自らの復帰を祝うかのPeterのセンスフルな妙技も素晴らしいが、実はそれ以上に相方Sylvainのスーパープレイがツボ過ぎだったり。

Bass Guitar Player
 
Mario García (DARK MOOR)
極上オーケストラル・メタルの優美な響きにテクニカルなスリルを付与する新加入のテクニシャン。元PANZERってのがこれまた渋い。

Drum Player
 
Marthus 'Martin' Škaroupka (CRADLE OF FILTH)
息を吹き返した壮麗なるホラー・ブラックの原動力。パワフルにヒットする怒涛の手足技から生まれるブルータルな推進力が美味しい。

Keyboard Player
 
Kasper Mårtenson (BARREN EARTH)
冥土を覆う暗黒美の中で、初期AMORPHISの作品を支配していた寒々しいサイケデリカを見事に再構築。ヴィンテージな音使いが超ナイス。

Hurdy Gurdy Player
 
Anna Murphy (ELUVEITIE)
「美し過ぎる変テコな民族楽器奏者」とはAnnaタンのことだ!(Love)

Cover Art of the Year


Insula Sacra  / BELLFAST
by Thomas Ewerhard
破滅の崖に堂々と立つ旧きハイクロス。迫り来る侵攻を前に、無垢なケルトの少女は何を祈るのか。
そして、目前に迫った新天地の断崖の上にその光景を眺める一人の戦士は、荒波の果て遠くに離れた故郷で待つ家族へと思いを馳せる。この後幾多の血に塗れるだろう長剣をその手に握り締めながら・・・。