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【雑感】AI美空ひばり

2020/01/24 | カテゴリー : 雑感的な

話題の「AI美空ひばり」。
なんだか、いろんな異なる論点が交錯した状態であーだこーだなってるっぽいので、自分なりに整理してみましたよ。

「故人への冒涜では?」

「美空ひばり」は、故人:加藤和枝氏一個人を指すワードではなく、ひばりプロダクションが版権を所有する「現存する商材」の名称。そのため、今回のケースでは故人本人への冒涜には一切あたらないという認識。
もしこれを冒涜と言ってしまうのであれば、アーティストの没後に版権所有者によって「勝手に」リマスター再発されるすべての作品が冒涜ってことになるかと。

「美空ひばりの歌声はあんな平淡なものではない」

人工的に生成された作り物だからオリジナルより劣っている・・・なんてのは全くもってナンセンス。ただ単にこのプロジェクトの予算、チームの技術力とセンス、そして愛が足りなかったから(全部じゃんw)、今回はオリジナルを超える情感を実現できなかっただけ。

「気持ち悪い!」

語頭に配置されたパワーワード「AI」がずっと以前から発しているマイナス側の印象が生む「AIが死者のクローンを作った!」的な恐怖感こそが、今回多く聞こえてくる気持ち悪いという本能的な拒否反応の主成分だと思う。いわゆる「AIアレルギー」が噴出した形。ま、ビジュアル面での圧倒的な不気味さももちろん大きな理由に間違いないけど。

たぶん今回、過去にレコーディングした音声素材を切り貼りしてメロダインやら波形エディットやらでガッチガチに編集して新曲として仕上げていたら、別の批判はあるにせよ、拒否反応は「気持ち悪さ」は感じなかったんじゃないかなぁ?

個人的には、今回のようにDeep Learningで過去の音声素材から抽出した特徴を使って元素材と似た歌声を生成するのも、前述のように素材の波形編集を極めるのも、制作プロセスの手法としては同じくらいの(どってことのない)レベルなんじゃないかなぁと思うんだけど、「“AI”という得体の知れないもの」を強くフィーチュアしてしまったために混乱を招いているような印象。

結論

故 Ronnie James Dioのホログラム・ツアーは間違いなく冒涜!(ブレまくりwww)

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