Impressions

TEN POINT TEN / 12 25 (2003)

投稿日: 2006/01/20

米国のクリスチャン・プログレッシヴ/シンフォニック・ロック・バンド TEN POINT TEN によるクリスマス・アルバム。

クリスマス・パーティの BGM にでもと思って12月に入ってすぐオーダーしたんだけど、届いたのは暮れも押し迫った12月30日(TwT)・・・と、当初の目的に間に合わずガックリきたのも一瞬のこと。本作に詰まった“季節モノ”を超越した普遍的な魅力の前には、そんな落胆はどこへやら。

オリジナルの楽曲と定番クリスマス・ソングを混在させた全11曲は、KANSAS のポピュラリティックなスリルと YES のジェントルなシンフォニカ、そして GENESIS の穏和なドラマティカが理想的な総和をみせる、まさに“珠玉”という表現がピターリのハートヲームなプログレッシヴ/シンフォニック・ロックという装い。

その、キャンドルの揺らめきを粉雪の舞うクリスマスの夜空に照らし出すが如きに美しく透き通ったファンタジックなサウンドは、ひたすら七面鳥の丸焼きを貪り喰らうクサキモ・メタラー/プログレッシャーと、柔らかな微笑みとともにワインを傾ける非メタル/プログレのフツーのお嬢様の両者を、同時に素敵な気分にさせること請け合いだ。(笑)

早くも来年のクリスマスが楽しみッスな~。(^^)

 (Jan. 20, 2006)

満足度 : 88
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