Impressions
BLIND GUARDIAN / A Night at the Opera (2002)
投稿日: 2002/02/20
約3年8ヶ月ぶりの 7th アルバム。
"Nightfall" という超悶絶級の名曲を擁しながらも全体的には物足りなさを感じた前作同様、本作でも「悪くはないんだけど・・・」っつー消極的な感想を得たッス。
Hansi Kursch が壮麗なクワイアを纏いながら特長的な声で唄うヴォーカル・パートがドラマティックな高揚感を生みつつも、その反面あまりにも絶え間無く歌うために「常に山場的な」平坦さを感じさせてしまうのがチト辛いな。
前作で「戦犯」呼ばわりした Andre Olbrich の、そのゆるやかなピッチベンドが特徴的なギター・オーケストレーションが、やっぱりどの曲でも同じ表情を見せているのも聴いて飽きを誘うしね。
って、"Somewhere Far Beyond" まではホント狂ったように熱狂してたんだけど、この醒めっぷりは大仰なファンタジー・メタルを標榜するバンドの増加、そしてそのそれぞれの極端なイッちゃい振りに慣れてしまったオレの感性がスレてるのかなぁ。。。(汗)
オヤヂ的には伝統的英国ロックへの懐古を感じられる部分は美味しいんだけどー。
満足度 : 70%