Impressions
VARIOUS ARTISTS / A Tribute to the Priest (2003)
NUCLEAR BLAST 名物のトリビュート・シリーズ。
1. Hell Bent for Leather / ANNIHILATOR
2. Metal Gods / PRIMAL FEAR
3. Beyond the Realms of Death / 陰陽座 (ONMYOUZA)
4. Riding on the Wind / WITCHERY
5. Screaming for Vengence / ICED EARTH
6. Jawbreaker / SIEBENBURGEN
7. Breaking the Law / HAMMERFALL
8. Electric Eye / BENEDICTION
9. Painkiller / DEATH
10. All Guns Blazing / SILENT FORCE
11. Dreamer, Deceiver / STEEL PROPHET
12. Never Satisfied / ARMORED SAINT
13. Green Manalishi / THERION
14. Diamonds and Rust / THUNDERSTONE
・・・と、様々なタイプのバンド達がそれぞれ自己のメタル愛を JUDAS PRIEST の名曲に託す姿は実に美しいんだけど、相変わらずほとんどが既発曲でそのうえ録音時期に幅があるせいもあってか、クオリティ的なバラツキはこれまでの ACCEPT, SCORPIONS, ABBA, IRON MAIDEN と比較しても相当に激しい。(最近出た METALLICA のは未聴) まぁ既発曲が多いっていっても、どうせ大半は聴いたこと無いので(汗)まったく問題なく新鮮に楽しめんだけどね。
中でも、かつての JUDAS PRIEST の大きな魅力の一つだった Rob Halford の歌唱に肉薄せんとする D.C. Cooper, Ralph Scheepers という「メンバーになりたくて仕方ない漢達」(汗)の「これを聴いたらオレをメンバーに迎えたくなるやろ!」なーんて主張に満ちた #2 "Metal Gods" (by PRIMAL FEAR), #10 "All Guns Blazing" (by SILENT FORCE) での鬼気迫る激マジ歌唱は、改めて聴いてもホント凄いわ。
そして、特に印象的なのが STEEL PROPHET による #11 "Dreamer, Deceiver"。原曲の持つ素晴らしい哀愁に、シンガー Rick Mythiasin の柔和な表情の声質が実によく似合ってるんだよな~♪
前作の IRON MAIDEN のに続いて今回でも日本盤へのボーナス参加となった 陰陽座 による #3 "Beyond the Realms of Death" も、いつもと違うキーで一生懸命歌う 瞬火 のメタル歌唱がとっても魅力的。招鬼 渾身の激エモな泣きソロにも聴き惚れるッス。 (Jan. 11, 2003)