Impressions
GREEN CARNATION / A Dark Poem Part II: Sanguis (2026)
投稿日: 2026/06/07
ノルウェーのプログレッシヴ・ゴシック・メタル・バンドGREEN CARNATIONの8thアルバム。
昨年リリースされたばかりの前作『A Dark Poem Part I : The Shores of Melancholia』のとてつもない素晴らしさがまだまだ記憶に新しいが、その続編で全三部作の二作目となる本作もまた、その前作を聴いて極限まで高まっていた期待に見事に応えてくれた。
前作から加入した鍵盤奏者、Endre Kirkesola(key)のオルガンが英国プログ・ロック風味たっぷりに心地良く響き、シンガーKjetil Nordhusによる牧歌的歌唱がリードするくダーク&メランコリック叙情ゴシックは、「全体のムード優先で個々の曲が記憶に残らない」というこの手のバンドが陥りがちな罠に嵌らない「きちんと曲と歌メロが良い」という、よく考えれば当たり前のことを見事にやってのけている。特に難しいことをしていないのにプログレッシヴに聴こえる絶妙な演奏とともに、胸を締め付けるような哀感とスリルに身を委ねるひとときは、本当に至福でしかない。
2014年の再結成以降にその魅力を完全に開花させた彼らGREEN CARNATIONが、このトリロジーを締め括る次の三作目でどう大団円を迎えるのか。想像しただけで戦慄が止まらない!
満足度 : 93%