Impressions
EUROPE が2008年1月26日にストックホルムで行ったセミ・アコースティック・コンサートの模様を収録したライヴ・アルバム。
「ほとんどアンプラグド」といっても、エレクトリック・ギター/ベース、キーボード、そしてほぼフルセットのドラムを使ってロックのヴァイヴはしっかりと残存。そのうえでハードな要素をやや控えめに(でもないかもw)すると同時に4人の美女によるストリングス・カルテットを加えたリ・アレンジによって、名曲の数々は初期から変わらぬ彼らの根本的な魅力が剥き出しに。
中でも、シンプルなパフォーマンスの中から強烈に浮き上がってくる John Norum (g) のナチュラルなトーンでの「炎のエモーショナル・タッチ」は、もはや神の領域。#3 "Devil Sings the Blues" のソロなどは、悶えて絶命必至な絶品の味わいだ。
要所のアクセントとして上手く機能している #4 "Wish You Were Here" (PINK FLOYD), #6 "Love to Love" (UFO), #9 "Since I've Been Lovin' You" (LED ZEPPELIN), #11 "Suicide" (THIN LIZZY) という4曲のカヴァーを含む選曲の妙も素晴らしく、特に1st収録の至高の名曲、#12 "Memories" ではあっけなく悶死!
後付けだけど、俺、今年の自分へのクリスマス・プレゼントはこの1枚ってことにしとくわ~。(悦)
(Dec, 28, 2008)
満足度 : 93%