Impressions
DETONATION / An Epic Defiance (2003)
投稿日: 2003/07/20
オランダのメロディック・デス・メタル・バンド DETONATION が2002年に自主リリースした 1st フルレンス・アルバムを Osmose がリ・リリース。
初期の DARK TRANQUILLITY や IN FLAMES を想わせる叙情的なギター・プレイを配した典型的メロディック・デスに、攻撃的なデスラッシュ風味を増したと喩えられるそのスタイルは、非常に魅力的。
さすがにもともと自主制作だけあって、プロダクションから漂う小粒感は否めないものの、演奏も楽曲もソコソコ充実しててカナリ楽しめる。
何といっても印象的なのはシンガー Koen Romeijn(Dirk@EDGUYにチョイ似てる/汗)の強靭なデス・ヴォイス。こいつホント良い声してるわ。スピーカからオーラが漂ってくる類稀な存在だ。
ただねぇ・・・これを店頭で見たときに、煽り文句が「全員必聴の超S級メロデス登場!」とか「Michael Amottのようなギター!」みたいなことが書いてあって・・・いやね、商売だからさ、その文句に釣られて買っちゃった時点で「商売上手!」と褒められこそすれ、責める事は出来ないんだけど・・・やっぱね、さすがにS級じゃないしギターも Michael Amott っぽさはカケラもないわけですよ。(笑) なので、現状では「イイジャン!」と思いつつも「騙された感」が非常に強いってことで。(苦笑)
でも、マジでそのうちスゲー名盤作りそうな予感バリバリ。要注目かもデス。
(Jul. 09, 2003)
満足度 : 81%