Impressions
EDENBRIDGE / Arcana (2001)
投稿日: 2001/12/20
オーストリア産女声シンフォニック・メタルの 2nd アルバム。
デビュー作を更にブラッシュ・アップしたドラマティック・メタルは、豪華絢爛な装いを纏って浮遊するファンタジックな空気が一聴して悶絶ポイントを突いてくる。
その壮麗な音像と共にこのバンド EDENBRIDGE の目玉である Sabine Edelsbacher 嬢(ちょいとオバちゃんっぽくなった?/汗)の独特の優しく豊かな歌唱の癒し系フィーリングも、前作でチト気に入らないポイントの一つだった細かめのヴィブラートが随分と改善されてベリー・ナイス。
そして陰と陽を行き来する魅力的なメロディといい、起伏とフックに富んだ見事な楽曲といい、コリャスッゲーぞ!・・・と叫びたいところだが、残念ながらそーゆーわけではナイんだよね。
その原因は演奏陣のお座成りなプレイ。特に Lanvall のフィンガー・タップを多用したフィーリング皆無の無味乾燥なギターは、聴いていて苦痛に感じるほど。イイ曲書けるしオーケストレーション纏めるのもそこそこ下手じゃないんで、誰かエモーショナルなギター弾ける専任ギタリスト入れたほうがいいんぢゃねーの???
ちなみに今回購入したのは、日本盤と欧州盤それぞれのボーナストラックを両方収録した韓国盤デジパック仕様。お得デス。
満足度 : 74%