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TYR / By the Light of the Northern Star (2009)

投稿日: 2010/05/11

ノルウェー西海岸とアイスランドの間に浮かぶデンマーク自治領フェロー諸島出身の4人組ヴァイキング・メタル・バンド、TYR の5thアルバム。

プログレッシヴな独自性を発する奇妙な展開、朗々と謳われるノーマル・ヴォイス、場違いな程にネオ=クラシカルな技巧派ギター・ワーク・・・それらが奔放に絡み合いながら淡々と土着的な風合いを描いてきたサウンドは、本作で大量のパワー・メタル・エッセンスを付与され驚きの大進化を遂げている。

これまで内面に向けて集積していたエネルギーを一気に外側に放射するよう方針転換を図ったかのような「解り易さ」を得た楽曲は、バンドがこれまでも強調してきた哀愁の詠唱ヴォーカル/コーラスが、往年の BLIND GUARDIAN を想わせる明快な高揚感を噴出させるようになったのが大きなポイント。 元々、他の多くのデス系ヴァイキンガーズほどアグレッシヴな手法を取っていないにも関わらず、出身地のイメージも手伝ってそれら以上に「真性」なヴァイキング・マインドを強く伝えてくる所がなんともユニークではあったんだけど、今回楽曲に取っ付き易さが加わったことでその伝わり方がよりダイレクトになった気が。

とにかく、冒頭いきなりテンション最高潮な強力オープニング・チューン #1 “Hold The Heathen Hammer High” からラストまで、各曲に置かれたたっぷりの歌いどころ/叫びどころに翻弄されながら自身をシンクロさせていくカタルシスがハンパなく気持ちイイ! 2007年のWackenに出た時は、W.E.T. ステージが大混雑で全く観られず悔しい思いをしたので、今年出演が決まってるWackenそしてProgPowerUSAでは万全の体制でヲーヲー歌いまくってくる所存です。

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