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IN FLAMES / Come Clarity (2006)

投稿日: 2006/02/20

今やモダン・メタルの震源として君臨するまでの存在となった感のある、スウェディッシュ・エクストリーマー IN FLAMES の 8th アルバム。

クールな進化論の探求を感じさせた 6th ~ 7th は、スタイルの変化云々ではなく、錆付いたお家芸の叙情ギター・ワークを含む「楽曲の本質部分の陳腐化」そのものが聴く気を失せさせていた・・・が、本作はそんな仮死状態だった楽曲の生命力が、再び大きく息を吹き返したっぽい感じぢゃん!?

フォロワーへの求心力を照射するインオーガニックなソリッド感漂うヌーメトゥな手触りの貪欲な視線はそのままに、大胆にも初期に近いアプローチへと揺り戻した Bjorn Gelottte & Jesper Stromblad による叙情ギター・ワークと、益々カリスマティックな装いを高めていく Anders Friden (vo) が歌い叫ぶ慟哭の旋律感の鬩ぎ合いが生む相乗効果を、久しぶりにしっかりと感じることができる。

スピード感をいきなり爆発させるオープニング・チューン #1 "Take This Life"、哀愁の北欧旋律が淡く浮遊する #3 "Reflect the Storm"、スウェーデンの人気女性ポップ・シンガー Lisa Miskovsky 嬢 とのデュエットをフィーチュアした十八番的キラー・チューン #4 "Dead End"、泣きの悲愴グルーヴが渦巻くメロウ・バラード #6 "Come Clarity"、超ライヴ映えしそうな怒涛のアグレッシヴ・ナンバー #7 "Vacuum"、「メ、メロスピィ!?」な(笑)#12 "Vanishing Light"・・・と3分台中心にコンパクトにまとまった佳曲群からビリビリと伝わってくる風格と挑戦が闘うエキサイトメントは実に刺激的だ。

前々作 "Reroute to Remain" あたりから大きく聴こえだした繊細なキーボード・エフェクトが、今ここに完成の域に達したかのように、荒涼たる北の原野に消え入るアトモスフェアーを見事に彩色している点も特筆しときたいッス。

 (Feb. 02, 2006)

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