Impressions

VITTORIO DE SCALZI - LA STORIA DEI NEW TROLLS / Concerto Grosso Live (2001)

投稿日: 2001/12/20

LABYRINTH の シンガー Rob Tyrant も一時絡んでいたというイタリアン・シンフォニック・プログレの至宝 NEW TROLLS の中心人物 Vittorio de Scalzi が盟友 Maurizio Salvi と共に、'71, '76 にそれぞれ発表された名作 "Concerto Grosso" の n.1~n.2 を、新たなメンバーそしてオーケストラを従えて当時をはるかに上回る大仰なスケールで現代に蘇らせた恐るべき Live 盤。
泣いても泣いてもまだまだ泣き足りぬとばかりに嗚咽を漏らしまくる、メロメロというにはあまりにもメロメロなシンフォニック・ロックがお腹一杯に堪能できる素晴らしい一枚。
絶望的なまでの哀しみを伴ったヴァイオリン、フルートが乱舞するオーケストラ・パートと、現代的なテクニックでロックの躍動を表現するバンド・パートが鬩ぎ合う様はヘヴィ・メタル的な見地から見ても十分にエキサイティングで、同じようにシンフォニーを伴ったドラマ構成を主軸とする近年のイタリアン・シンフォニック XaMetal バンド群の心の礎がここにあることを確実に実感できる。
同質の泣きじゃくりチューン "Palsifal" を擁する I POOH といい、この新生 NEW TROLLS(って言っちゃってもいい・・・んだよなぁ/汗)といい、往年の始祖達が単なるノスタルジーと言えないような凄まじいレベルのライヴを演っちゃってるのって、ほんとスゲ~よなぁ。。。

満足度 : 88
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