Impressions

BRAIA / ...E O Mundo De La (2008)

投稿日: 2009/04/20

ブラジルのフォーク・メタル・バンド TUATHA DE DANANN のフロントマン Bruno Maia のソロ・プロジェクト BRAIA の1stアルバム。

TUATHA DE DANANN 同様にヴォーカルと多数の各種民族楽器を自身でプレイする Bruno が16名にも及ぶ多国籍ゲスト・ミュージシャンと共に創り上げたのは、軽やかな民族色と土着的な哀愁に包まれたアコースティック手触りのフォーク・ミュージック。

本場アイルランドのミュージシャン達による“本物”のケルティック・フレーズに悶えると同時に、Fernanda Ohara 嬢そして Isabel Tavares 嬢という2名の女性シンガーをフィーチュアした広義のゴシック的味わいや、ポリシンセがモダンに鳴り渡る意外なプログレッシヴ/ポンプ・ロック風味など、ただ単にフォーキーなだけではない幅広さも魅力。

メタル色は皆無ながら、Mael Saout (g/SHADYON), Anderson Alarca (dr/SUPREMA, ZARG, LIAR SYMPHONY), そして TUATHA DE DANANN の盟友 Giovani Gomes (b), Edgard Britto (key) らのメタル系の方々が、各々のフォーク魂をここぞとばかりに炸裂させているのも面白い。

 (Apr, 02, 2009)

満足度 : 88
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