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JOHN WEST / Earthmaker (2002)

投稿日: 2002/09/20

ROYAL HUNT, ARTENSION の超絶シンガー John West 3枚目のソロ・アルバム。
アート・ワークそして「Shenandoah」を礎としたアルバム・コンセプトと、本作のスタイルこそ彼のアイデンティティであるネイティブ・アメリカン色を濃く反映させたものだが、音的な見地からはそれらの風合いは非常に希薄。(音的な「ネイティブ・アメリカン色」って上手く説明できないけど/苦笑)
Chris Caffery (SAVATAGE), Mike Chlasciak (HALFORD), Bobby Jarzombek (HALFORD), Kevin Chown (ARTENSION) らがサポートしたダークなヘヴィ・メタルは、そのメンツのせいか驚くほど HALFORD 風味を感じるものになっている。聴いてて「あぁ、すっごく JUDAS PRIEST に入りたかったんだなぁ・・・。」って思っちゃった。(涙/D.C. Cooper の歌聴いてても同様に思うんだよね)
エネルギーの噴出を感じさせるテクニカルな演奏、モノトーンのダークな曲調、そして John West 自身の相変わらずなメロディック歌唱それぞれのお互いに対する相性は決してイイとは言い難く、かなりの高クオリティにも関わらずどこかチグハグな様相が退屈を誘う空気を漂わせている。
が、その合間に挿入された Andre Andersen (ROYAL HUNT) と Vitalij Kuprij (ARTENSION, RING OF FIRE) の夢の鍵盤バトルをフィーチュアしたプチ URIAH HEEP 風味のメロディック・メタル #2 "When Worlds Collide"、ドラマティックに叙情を紡ぐ #4 "Stand, Sentinel"、そして #7 "Mystic Wings", #10 "Soul to Soul" という2曲のスマートなピアノ系バラード・・・という4曲の「非 HALFORD 風味」な楽曲が、な~んだかイイ感じなんだよね。次作は是非こーいったアダルトな叙情ハード・ロック路線でお願いします。
それぞれの楽曲で堪能できる John West 自身の歌唱はやっぱり見事で、特に幅広い音域のドコでもバッチリ決まるピッチ・コントロールの正確さにはマジでビビりっぱなし。ただし、そのメロディ・センスのイマイチさは相変わらずなんだよなぁ。以前よりは随分脱ワンパターンしているものの、ついついブルージーな得意の節回しに逃げてしまう部分が目立つのが気になっちゃう・・・。
ROYAL HUNT で、頭領 Andre Andersen 親方作のメロディを彼の指示通りに歌ってる John の方が比較にならないほど魅力的!・・・ってのは John に失礼かしら・・・。(汗)

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