Impressions
GLORY OPERA / Equilibrium (2007)
投稿日: 2008/04/20
ブラジル産メロディック・パワー・メタル・バンド GLORY OPERA の2ndアルバム。
流麗な旋律美をシンフォニックに疾走させる初期 ANGRA の影響下にあるスタイルをベースにしているが、最も耳を惹くのは演奏陣の異常な巧さをフィーチュアした無駄に超テクニカル(笑)なプログレ・マインドと、鳥さんの囀りをはじめとする南米の自然色豊かなSEが齎す“アマゾン・メタル”な彩り。
頻発するその強引極まりない展開美に起因する濃密なカタルシスは相変わらずだけど、25分もの長さを誇る大曲 #6 "Drowning into Madness" を含む全11曲76分は通して聴くにはちょっと長すぎで、一聴したインパクトは2002年のデビュー作 "Rising Moanga" に一歩譲るかなぁ。。
ま、「バンドの宝」の超絶ドラマー Helmut Quacken (dr) による終始チンチンしまくりなライド捌きが最も印象的ってのは変わらずなので、それ目当てであれば(笑)これはこれでヨシかと。でもこれ、絶対ライドだけ後でオーバーダヴしてるよね?(嘘)
(Apr, 18, 2008)
満足度 : 80%