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DARK SUNS / Existence (2005)

投稿日: 2005/03/20

ドイツのプログレッシヴ・エモーショナル・メタル・バンド DARK SUNS の 2nd アルバム。

メディアで引き合いに出されているのが OPETH, ANATHEMA, PORCUPINE TREE, KATATONIA, PAIN OF SALVATION らの“ソレ系”で、さらには10分超の楽曲3曲を含む全78分・・・ってな超魅力的なファクトだけでまず“買い”決定だったんだけど(笑)、実際手元に届いて聴いて驚いた。ヤッベェー・・・これ、モノホンだわ。

ヘヴィな分散コードが変拍子で反復する不穏とアコースティックの清閑な安穏が帯同~分裂を繰り返す薄暗い心象迷宮風景のモノトーンな色彩はまるで OPETH そのもの。そして、いかにもインテリそうなロン毛眼鏡君を含む技巧派演奏陣によるメタル・アンサンブルの知的な質感は非常に PAIN OF SALVATION 的。さらに、シンガー Nico Knappe(ドラム兼任!?)による歌唱は、Mikael Akerfelt のジェントル・サイドと Daniel Gildenlow のほぼ中間の穏やかな風合い・・・と、そのスタイルは完全に OPETH meets PAIN OF SALVATION と呼べる絶妙さ。

かなり若いバンドらしく、確かに現時点では悶絶ポイントが長尺の曲の中で散在しているなど、まだまだ楽曲そのものというよりは全体の雰囲気の良さで戦ってる印象も拭えないではあるが、既に成熟したかのアーティスティックな表現力で繊細なメランコリーを揺らす様の前述の玄人肌の陰鬱派アーティスト群に決して劣らぬ達者っぷりは、それだけで本作を聴いてるこの身に心地良さを伝播させるんだな。

北欧鬱派プログレにおけるメロトロンよろしく、垂れ込めた雲間から差し込む光の如く煌びやかに広がるストリングスの耳触りの良さも◎。

もしかしたら、今後コレ系の陰鬱プログ・メタルが語られる際には、冒頭に上げたバンド群にこの DARK SUNS の名も加わること必至かも。

 (Mar. 19, 2005)

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