Impressions

HOUSE OF SHAKIRA / First Class (2004)

投稿日: 2004/07/20

スウェーデンのメロディック・ハード・ロック・バンド HOUSE OF SHAKIRA の 4th アルバム。

大陸的な渇きに欧州の叙情を仄かに絡めた、骨太さと繊細さが同居するアメリカン・テイストなハード・ロックは、「スウェーデンの JOURNEY」と喩えられた初期からすると随分とそれっぽさが抜けた印象・・・なんだけど、たいしたオリジナリティも無いのにそれを減らしちゃったら一体何が残るの?って。(大汗)

確かに、垢抜けたクリアなクオリティを持つ安心感のある一枚ではあるけど、引っ掛かりがないまま全13曲53分を聴き終えてしまう感じ。楽曲にスリルと叙情を与える Mats Hallstensson (g) の Neal Schon 度満点のギター・プレイは決して悪くなくて、特に #8 "State of Grace" のメランコリックなイントロでは一瞬身を乗り出したんだけどなぁ・・・うーん、残念。

それにシンガーの Andreas Eklund、昔はもっと艶やかな声だった記憶があるんだけどなぁ・・・(涙)

 (Jul. 18, 2004)

満足度 : 61
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