Impressions
CHRIS CATENA / Freak Out! (2003)
イタリア人無名シンガー Chris Catena による、このイマイチセンスを疑いたくなるジャケット(by Derek Riggs …)のデビュー・アルバムを購入に走らせたのは、ゲスト陣の有り得ない程の豪勢な顔ぶれ。
Vocal:
Jeff Scott Soto, Glenn Hughes, John Lawton
Guitar:
Johnny Öhlin, Kelly Simonz, Bruce Kulick, Dave Meniketti, Stevie Salas, Bernie Marsden, Micky Moody
Bass:
Tony Franklin, Chuck Wright, John Taylor, Nobby
Drums:
Tommy Aldridge, Eric Singer, Virgil Donati, Chester Thompson
keyboards
Vitalij Kuprij, Al Kooper
・・・と、とりあえず知ってる名前だけでもこれだけで、その他にも多分オレが知らんだけで著名な人もいるんだろうが・・・多すぎて書ききれん!(笑)
本作でもゲストで神の歌唱を披露している Glenn Hughes をマイルドにしたような Chris 自身のソウルフルな歌唱をこれら豪華なゲスト陣がサポートする楽曲群は、Glenn Hughes のソロ作路線のファンキーだったりブルージーだったりするアダルトにレイド・バックしたシンプルな地味系ハード・ロック。こいつってば、ホンットに Glenn Hughes が好きなんだろうな、きっと。(苦笑)
お目当てだったゲストの中でも特に注目だったのが #1 "Crazy Man", #10 "Don't Stop Running" の2曲で聴ける Johnny Öhlin と Kelly Simonz 両名による夢のギター・バトル!・・・と言いたい所だけど、曲自体がヌルいんで、それぞれがソコソコに持ち味の数分の一ずつを垣間見せてみた・・・って程度で正直肩透かし。
それでもまぁ曲の出来もクオリティも決して悪くはないので、思い出した頃にたまに聞いてゲストそれぞれの味を微妙に楽むことはできそうだ。
WHITESNAKE のカヴァー #9 "Sweet Talker" と DEEP PURPLE のカヴァー #13 "Getting Tighter" 入り。
(Jan. 08, 2003)