Impressions

PRIME TIME / Free the Dream (2001)

投稿日: 2001/03/20

これまで様式的要素の強い手堅い HM を聴かせてきた PRIME TIME。なんとこの 3rd では、一転してライトでマイルドな北欧ハード・ポップ風味を主軸とした路線に大幅に変更をかけてきた。
しかしこれが見事過ぎるくらいにハマっている。仄かな哀愁を放ちまくる珠玉のハイ=トーン・メロディと泣きのテクニカル・ギターがお互いを引き立て合う、洗練されたクリアで軽やかな楽曲の持つ雰囲気はどことなく WESTWORLD を思い出させ、そのリラックスした空気の中で Eduard Hovinga のその高いコントロール力を生かした丁寧な歌唱が圧倒的な輝きを増しているのが嬉しい。ここのところ粗い仕事振りが目立った Henrik Poulsen も、珍しくセンスよく煽情力の高いギター・フレーズを綴ってるしね。
ワシら北欧ハード・ポップ・メイニヤにとってはタマラン一枚っすわ。うむ。

満足度 : 89
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